こんばんは!
相場がもみ合いになり、ポジション取りに苦労し始めたゆきっくまんです。
どんな相場でもしっかり利益をあげられるポジション取りをもっと学んでいきたいですね。
本日は日本電産の下方修正というネガティブサプライズもありました。
下の方で分析してみたいと思います。
【日経平均など】17日の日本株、指数を確認!
まずは全体相場について確認してみましょう。
名称 | 指数 | 前日比 |
日経平均 | 20402.27 | -40.48 |
TOPIX | 1543.2 | +5.43 |
JPX日経400 | 13,690.95 | +43.48 |
東証2部 | 6,487.85 | -15.96 |
JASDAQ指数 | 3345 | +13.34 |
マザーズ指数 | 937.8 | +17.08 |
日経VI | 21.74 | -0.37 |
NT倍率 | 13.22 | -0.07 |
空売り比率 | 47.3 | +1.00 |
日経平均は小幅に続落しました。
ダウが高く終わったことから、朝方高く寄り付き、20500円を超える場面ありました。
ですがぬぐい切れぬ
・個人投資家の警戒感
から、利益確定売りが出て上値を押さえつけられた格好です。
1月は大発会を除いてスルスルと株価が回復してきました。
しかし昨年末の急落が強いイメージとして残っているため、どうしても上値は重くなりそうです。
そのため、膠着感のある今の相場では個別銘柄にスポットがあたっていますね。
ジャスダックやマザーズが大きく上げているのはそのせいではないかと考えています。
わたしの保有株も日経平均との連動性が完全に失われています。
しばらくは個別の材料に反応する相場となるのではないでしょうか。
【News】17日のマーケットニュース!日本電産ショック!
今日1番のニュースといえば、
・日本電産の通期予想下方修正
です。
詳しく見ていきましょう。
日本電産とはどんな会社?
証券コード6594の日本電産は
・精密小型モーターの大手制作会社
です。
特にHDD内部に使用する精密小型モーターは世界首位のシェアを誇ります。
それ以外にも
・自動車や産業用の中型、大型モーター
・光ピックアップなどの電子、光学部品
・液晶基板搬送用ロボット
など広い範囲で業績を拡大してきました。
昨今は新興国の空調需要が伸びると踏み、
・ベトナムに新工場を設立
し、増産体制を整えていました。
日本電産はどんなテーマに属する銘柄?
広範囲で活躍しているため、銘柄が持つテーマも異常に多いです。
ちょっと長いですが、ざっとお付き合いください。
✔ 電子部品
✔ 自動車部材・部品
✔ 携帯電話部材・部品
✔ M&A
✔ 精密モーター
✔ センサー
✔ FA関連
✔ プリント基板
✔ 自動車電子化
✔ 自動運転車
✔ 電気自動車関連
✔ ハイブリッド車関連
✔ IoT
✔ ビッグデータ
✔ ロボット
✔ 介護ロボット
✔ パソコン
✔ ハードディスクドライブ
✔ 冷却ファン
✔ バルブ
✔ デジタルカメラ
✔ 一眼レフカメラ
✔ ウエアラブル端末
✔ 液晶製造装置
✔ 半導体製造装置
✔ 有機EL製造装置
✔ LED製造装置
✔ プレス機
✔ 環境対応車関連
✔ クリーンディーゼル
✔ スマートグリッド
✔ 風力発電
✔ Wii
✔ 円安メリット
✔ 京都銘柄
✔ 輸出
✔ 中国関連
✔ ベトナム関連
✔ 排ガス規制
✔ 国際会計基準
✔ 電子機器
✔ 電気機器
✔ JPX日経400
こっそりWiiが入っているところがほんわりしますね。
ですが一番注目すべきなのが
✓中国関連
というテーマです。
これについて次でじっくりと見てみたいと思います。
業績下方修正の「内容」と「理由」とは?
まずは日本電産が発表した下方修正の内容を見ていきましょう。
ざっと表にすると、このような内容でした。
売上高 | 営業利益 | 税引前利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 基本的1株当たり当期利益 | |
単位 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 円 |
前回発表予想(A) | 1,600,000 | 195,000 | 187,500 | 147,000 | 498.63 |
今回修正予想(B) | 1,450,000 | 145,000 | 140,000 | 112,000 | 379.91 |
増減額(B-A) | △150,000 | △50,000 | △47,500 | △35,000 | |
増減率(%) | △9.4 | △25.6 | △25.3 | △23.8 | |
(ご参考)前期実績(2018年3月期) | 1,488,090 | 166,842 | 163,665 | 130,834 | 441.91 |
売上高から純利益まで、全てが下方修正されています。
売上だけでも約10%落ち込んでいるのはかなりサプライズでした。
これについて、日本電産は以下のように説明しています。
ざっくりとまとめてみますね。
①米中貿易摩擦で経済の不確実性が高まった。
②それに伴い、客先の需要が予想以上に減った。
③大規模な在庫調整も同時に進行している。
・・・まぁ一言でいえば、
ということですね。
在庫調整も需要減を推定させるため、市場関係者には大きな衝撃が走るのではないでしょうか。
一方、純利益を23.8%も下方修正したのには他の理由があるようです。
それが…
240 億円の構造改革費用!
です。
具体的には
①工場の統廃合による設備の減損
②旧式在庫の早期廃却
③M&A費用の計上
です。
これらは一時的な減損理由とはなりますが、長期的には
・スリムな筋肉質経営
という成長要因の一つとなるとみています。
また、想定為替レートを
・対米ドルで1ドル100円
としたままであることも注目です。
中国関連の売り上げが落ちる中、これまで蓄えた体力でどう乗り切っていくのでしょうか。
日本電産の株関連指数は?
では最後に、日本電産に関する本日の市場データをまとめてみます。
本日の株価 | 12,395(+60) |
PER | 36.2 |
PBR | 3.61 |
利回り | 0.85% |
信用倍率 | 15.06 |
浮動株割合 | 6.00% |
外国人投資家割合 | 34.10% |
投資信託割合 | 7.20% |
ROE | 14.80% |
ROA | 7.40% |
営業CF | 1755億円 |
投資CF | -1,139億円 |
財務CF | -1,168億円 |
現金等 | 2,659億円 |
今回の下方修正はネガティブサプライズだったので、さすがに
・悪材料出尽くし
で騰がる可能性は低いように思われます。
とはいえまだ
・営業CFや
・ROE
が比較的高いことから、安いところで買いが入る可能性もありますね。
もっとも、日本電産単体の問題ではなく
中国需要減速が明確化した
という点が重要です。
同様の中国関連株が悲観から連れ安し、相場全体が下落する可能性がある点に注意したいと思います。
【トレード結果】本日のゆきっくまん・・・
本日も
に空売りで参戦してみました。
共に上値抵抗線付近に指値でセット。
本日は2銘柄ともかなり勢いが強く、約定後も強く上昇しました。
もっとも、もう一つ上の抵抗線付近に出した注文には引っかからず下降。
売値を下回ったので、早期に東京個別指導学院は利益確定してしまいました。
そう・・・
東京個別指導学院は!
サン電子さんは何を思ったか、持ち越してしまいました。
そしてふと日足を見たら、ゴールデンクロス・・・
明日の地合いにかけるしかありません・・・・
最後のつめの甘さを反省したゆきっくまんでした。
・・・ですがホルダーの方はおめでとうございます!!!
明日も騰がるといいですね!!!
…でも一回だけ下がってからだと嬉しいです…
まとめ
ブレグジット関連採決は本当に影響が少なかったですね。
このまま特に外部環境要因が少ないまま「銘柄本来の業績にフォーカスされる相場」になると研究のしがいもあってよいのですが・・・
まだダウなどからは目が離せませんね。
今夜のダウも皆さんにとって良い値動きになりますように!!!