おはようございます!
朝の暗さに驚いているゆきっくまんです。
12月3日の朝になりました。
今日から12月相場の始まりですね。
前日のNewYorkの動き
先週末のニューヨーク市場は上げて終えています。
そして、日本時間の昨日朝に行われた
✔️米中首脳会談
ですが、市場の思惑通り、一定の成果を示してくれました。
追加関税を90日間は行わないと合意しています。
一先ず追加関税はなくなるということで、一定の安心感が広がっています。
シカゴの日経平均先物は
・22,420.00
と上昇。
失望売りなどの気配は今のところ見えません。
しかし、根本的な解決がされていない点には注意が必要なです。
✔️アメリカの求める5つの条項
がクリアできるかそもそも不明です。
さらに、クリアしたとしても、既に課されている関税をどうするかは明示されていません。
1月の期限を意識した相場となりそうですね。
本日の重要スケジュール
本日の経済スケジュールは以下の通りです。
- 豪・AiG製造業指数
- 豪・住宅建設許可(前月比/前年比)
- 中国・財新製造業PMI
- トルコ・消費者物価指数(前月比/前年比)
- トルコ・生産者物価指数(前月比/前年比)
- スイス・小売売上高
- スイス・SVME購買担当者景況指数(PMI)
- ドイツ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値)
- ユーロ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値)
- 英国・製造業PMI(購買担当者景気指数)
- カナダ・景気先行指数
中国の財新製造業PMIには注目です。
日本を始め、世界中の原料、部品メーカーは中国の製造業景気に大きく左右されます。
陰りが見えてきたと不安視されている現在、どのような数値が出てくるか、しっかりトレースしたいですね。
本日の気になるニュース
本日は以下のようなニュースに注目しました。
米国の利上げが早めに終わるとの観測が広がっている。先週の米株式市場では、これを好感して株価が大きく上昇する一幕もあった。だが、利上げ終了が早まることが株価の持続的な上昇をもたらすかという点には、疑問がある。金利をあまり上げられなくなる背景には、景気の減速があるはずだからだ。
※日経新聞電子版:2018-12-3
要は、
✔️アメリカの利上げ観測後退は、悪い知らせにもなる
ということですね。
先週の株高を支えたのは
・利上げ観測後退
・米中首脳会談
の2つです。
ですが、利上げをしないという判断の裏には、利上げに耐えられるだけの景気でないという判断が隠れています。
近い将来の景気減速を意識しているという不安材料になるのです。
しかも、仮に景気が大きく落ち込んだ場合にとれる手段は限られています。
景気後退に対する有効な策は、金利緩和です。
現にここまでの10年間は大きな効果がありました。
しかし、まだ十分な利上げを行なっていないことから、緩和できる余地が少ないのが現状です。
アメリカの不景気、利上げの停止は円高方向に働きます。
しかし日銀もこれ以上の追加緩和はできませんから、円高対策ができません。
そのような状況が日本企業に与えるダメージはとてもとても大きなものでしょう。
短期的にはパウエル議長発言で株高になることが予想されますが、常にその流れを意識してトレードしたいです!
しかし、本当に寒くなってきましたね!
風邪をひいてはトレードどころではありませんから、どうか皆様ご自愛くださいね!